朋和産業株式会社は食品などのパッケージを作る会社ですが、コンビニやスーパーで販売する食品などの包装フイルムをたくさん作っているようです。
かつて私は、包装というものがとても重要な意味をもっていることがあまりわかりませんでした。
中身が出ないように包んだり巻いたり閉じたりし、また中に入っているものを知らせるために文字やイラスト、写真などを入れるための袋やフイルムかと思っていましたが、そうではありません。
それは、いわばおまけのようなもので、本当は中身を長期保存するための素材や方法で、普通では持たないような日にちでも食べられるように工夫されています。
→朋和産業は、フィルムパッケージをはじめとする軟包装の企画・製造・販売を行っています
目次
レトルトパウチに入っているものは2年の賞味期限を持つ
子どものころレトルトカレーを何気なく食べていたのですが、そのレトルトパックには重要な秘密があるんですね。
夏場なら室温に置いておくと一日と持たないといわれるカレーが、レトルトパウチに入っているものは2年の賞味期限を持つ食べ物に変わります。
長期保存するために体に悪い成分が入っているわけではなくアルミの容器で密封され酸素が入らないようにしている缶詰のようなものらしいので、それがあのような袋という形になっているのです。
朋和産業株式会社ではそのようなレトルトパウチやおにぎり、サンドイッチなどのフイルムなどを作っていますが、消費者が明けやすいような工夫もされています。
おにぎりのフィルムは真ん中のミシン目に添って開けるとおにぎりを潰すことなくきれいにはがれ、サンドイッチのフィルムも同じです。
手が不器用な私なら、そのような工夫がなければ開けるときにすでに中身をぐちゃぐちゃにしてしまうかもしれません。
電子レンジで温めても大丈夫な袋も作っている
他にも朋和産業株式会社では、ドライフードを湿らせないような袋を作ったり、電子レンジで温めても大丈夫な袋も作っています。
また小麦粉などの粉も湿らないような袋に入れ、チャックが閉まるようになっていたり、安定するような形にしたり様々な工夫がされています。
朋和産業株式会社のホームページを見ると、「包むことは装いであり優しさであり、美しさであり楽しさでもある」ということを企業理念として、作る心と売る心、買う心の3つの心が一つになったようなパッケージを作って社会に貢献することが使命だと書いてあります。
その通り、一つ一つの食品をできるだけ新鮮なままお客さんに届けられるようにし、見た目も美しく楽しいもので、しかも誰もが手を汚さずとも開けられるような工夫がされているので、企業理念をしっかりと守りながら製品を作っているのだと感じます。
1962年の創業以来60年近くも業務を続けている
このような理念のもと、中身の食品を作る企業のとお客様の両方のことを考えて、どちらも大切にしている会社であるからこそ1962年の創業以来60年近くも業務を続けているのだと思います。
老舗ともいわれる会社ですが、保守的な考えではなく、時代の移り変わりとともに人々の趣味や嗜好も変わっていくことを前提に、若い社員の柔軟な感性と創造力を重視して日々商品の開発や製造を行っていることでも、会社に柔軟さがあることを理解できます。
社員の募集にあたっても、新卒やキャリアの採用はどこの企業でもあることですが、再雇用のチャンスも与えられています。
以前に朋和株式会社で2年以上正社員として勤めたことがある人が、退職後10年以内なら同じ職種で同じ部署で再度働ける可能性のある採用方法です。
会社に不満があって退職した場合は当てはまりませんが、自分のキャリアアップを図るため屋、家庭の事情等で退職した場合にはこの再雇用制度でもう一度正社員として働くことができるかもしれないという会社なので、社員にもとても優しい会社だということがわかります。
スーパーやコンビニでよく見かけるものばかり
朋和産業株式会社が製造するフイルムは、スーパーやコンビニでよく見かけるものばかりなので親近感がわきます。
この会社のホームページの企業理念や商品の開発などを見ると、これからコンビニやスーパーでパッケージを見かけた時に、中の食品だけでなく朋和産業についても考えてみて、社員の顔は見えませんが、お客様のことを考えて新鮮で簡単に開けられるパッケージを作ってくれていることに感謝することも忘れないようにしたいです。
私はこの会社の社員ではないうえに、朋和産業株式会社という会社の名前も知りませんでしたが、ホームページを見たことで、それぞれの食品に包装されているフイルムやパッケージにも目を向けなければいけないと感じています。
食品だけでなく医療用品のパッケージにも携わっているそうですが、食品にしても医療用品にしても人間の体に入るものを包むためのものを作っているので、十分気を使って体に安心安全な材料で、徹底した品質管理のもと作られているはずです。
また食べるものが包装されるのでイヤなにおいを食品に移すこともできません。
さらにお客様が自分で開けるまでは絶対に破れないことも条件となるので、においと強度にも気を配ることが大切でしょう。
工程もたくさんあるはずなので、適した機械を置こうとすればとても広い工場も必要でしょう。
ホームページからそのようなこともうかがわれました。
最終更新日 2024年9月20日