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個室居酒屋のメリットデメリット

数年前から出始め、今では老若男女に人気がある飲食店の形に個室居酒屋があります。
もともと居酒屋とはワンフロアーに仕切りなしで座り、飲食を楽しむ場所ですが、他人の視線や声、タバコの煙などが気になって居酒屋には行かなかった人達でも気軽に楽しめるようにと出来たのでしょう。

一言で個室居酒屋といっても様々なタイプがあります。
完全に個室になっていて、店に入ったときからスタッフ以外の人とは顔を合わせることがない店、壁で仕切られてはいるけれど廊下は共通でトイレなどに立ったときには他の部屋の中が見える店、仕切りは一応あるけれど、視線が合わないようにしているだけで天井や足元などは空間が繋がっている店、衝立などで軽く仕切っているだけの店などです。

個室を利用したいのであれば予め調べてシーンや連れの人との関係に合わせてどのレベルのプライベート空間が良いかを考えることで、いざ入ってみてこんなはずじゃなかった、ということになるのを防げます。
初めての店にプライベート空間を求めていく場合にはしっかりと調べてからにしましょう。

プライベートな空間を保てる

現在では個室居酒屋の数はどんどん増えていますが、やはり何事にもあるようにメリットデメリットがあります。
メリットは例えば、

  • プライベートな空間を保てる
  • 周囲の騒がしさやタバコの煙などを気にしないで飲食が出来る
  • カップルや飲み屋になれていない女性連れでも大丈夫である
  • 壁で仕切られているため、大きな声でないと会話もままならないということがない

などです。

また個室には基本的には店員呼び出しボタンがあり、忙しそうに立ち働いている店員さんのタイミングをみはからって呼び止めなければならないというストレスからも解放されます。

プライベートな空間を保てることが、やはり選ばれる一番の理由です。
深刻な相談や仕事に関することで周囲に話を聞かれたくないけれど、高級飲み屋に行くほどでもないといったときに重宝です。
また小さな子供がいるなど、周囲の客に迷惑がかかってしまうと遠慮していた人達は、居酒屋に個室があることで気兼ねすることなく飲食を楽しめます。

中には子供が絵本を呼んだり折り紙などで遊べる場所を提供している居酒屋もあります。
そしてカップルであれば誰にも邪魔されない環境で二人で食事が出来るというのは魅力的でしょう。

特に日本では公共の場でベタベタしない、という恥の文化がありますから、周囲の目をきにすることなく二人の世界に浸りたい人は個室居酒屋は便利です。
気になる人を誘って食事にいった場合、その場で雰囲気が盛り上がるのであれば告白なども可能です。
誰にも邪魔されず、お酒の力を借りることも出来るわけですから告白のチャンスを逃したくないという方は利用してみるのもいいかもしれませんね。

個室であればタバコの煙もシャットアウトできる

個室であれば周囲からの迷惑もシャットアウトすることが出来ます。
一度友人たちと行った居酒屋では両隣のテーブルが喫煙者ばかりだったことがあり、席に座る前からタバコの煙がもうもうと立ちこめていて相手の顔も見えないくらいでした。

そんな時に個室であれば、タバコの煙がこないばかりか食事が終わって酔っ払った周囲の人達からジロジロと見られることもなく、料理もしっかりと楽しめたでしょう。
結局その時にはタバコを吸わない私たちを申し訳なく思った店長さんが、別の場所を用意してくれたのでうつったのですが、個室居酒屋であればそんな面倒はなかったなと思います。

勿論個室居酒屋にもデメリットはあります。
例えば、居酒屋の楽しみの一つである他の客や馴染みの客との会話、店員や厨房のスタッフとの会話を楽しむことは出来なくなります。

今日のおすすめを気軽に聞いて注文したり、活気ある声にテンションが上がったりということもなくなります。
それぞれの店にある雰囲気を楽しむことも難しいでしょう。

個室居酒屋は他よりも少し料金が高め

友人や同僚とであればまた違うかもしれませんが、一緒にいくのが家族であれば自分達で料理を作らなくてもよい、というだけであり、外食にきたという感覚はあまり味わえないかもしれません。

そして大きなデメリットの一つに、普通の居酒屋にくらべて一皿の量が少なかったり飲み物などが高い店が多いことがあげられます。
個室にしてしまうと全体を見渡すことが出来ず、店側からのお客様の状態の把握はどうしても難しくなります。
そのためクレームが出ない程度に動けるスタッフの人数を増やす必要があり、人件費が嵩むことから料理やお酒の値段が上がる傾向にあるのです。

また、周囲の状況がわからないために、忙しい時には注文が後回しにされていたり放置されることもあり、そのことにも気がつかない状況になることもあるのです。
予約ととっていくことが基本になりますが、人気の部屋や店、時間帯は中々予約が取れないということもデメリットでしょう。
思い立ったときに気軽に行くことが出来ず、わざわざ計画をたてて予約をする煩わしさもあるのです。

最終更新日 2025年5月12日